無痛治療の取り組み

インプラント無痛治療について

「インプラント治療は痛くないのでしょうか?」「インプラントをした知人からインプラント手術が痛かったと聞いたので心配です」などと、治療を希望される患者様からよく聞かれます。
当院では累計8,000本以上のインプラントを埋入しましたが、多くの患者様が手術時に静脈内鎮静法を行なっています。
実際に手術をした患者様のほとんどが、「半分眠っている間にインプラントが終わりました」「気がつかない間にあっけなくインプラント手術が終わりびっくりしまいた」とおっしゃいます。
その理由は、当院が1987年より取り組んできた、快適で安全な無痛インプラントにむけた取り組みがあります。

専門麻酔医による
鎮静法でリラックス無痛手術

通常インプラント治療は部分麻酔(局部麻酔)によって行われますが、インプラント手術の際に緊張してなかなか麻酔が効きにくかったりすることがあります。当院では鎮静法が一般的に知られていなかった1987年より、日本歯科麻酔学会認定医とのチーム医療により静脈内鎮静法(全身麻酔法ではありません)を併用し、インプラント手術を行なっております。
また持病をお持ちの方でも全身管理(例えば高血圧症の患者様は血圧のコントロール)をしながらをしながら手術を行いますので安心です。
下図は当院で治療をお行った患者様へのアンケート結果ですが、ほとんどすべての患者様が楽にインプラント治療が受けれれると答えております。現在、ほぼ全部(98%)のインプラント症例において【鎮静法をつかった無痛インプラント手術】をおこなっております。

静脈内鎮静法による
無痛インプラント治療とは

当院ではインプラントの植え込み手術の時に腕に点滴を採り気分がリラックスする薬を使用する静脈内鎮静法を行っています。
薬の効果により不安感や緊張感が和らぎ手術が楽に受けられます。
使用している薬はマイナートランキライザーのミダゾラムを使用していますが、投与後数分で薬の効果が出てうとうとしてリラックスした気分になります。
手術中、眠ってしまう方も多いのですが全身麻酔法と違い完全に意識がなくなってしまうことはありません。
静脈内鎮静法を行うと手術に伴うストレスを感じにくくなるため高血圧等の全身疾患を有する患者さまにも有効です。
静脈内鎮静法をするにあたり手術前に全身状態を評価するため問診を行います。
また手術中は全身状態を把握するため血圧計等のモニターを装着します。

安全のため以下のことを守ってください。

手術当日は車、バイクを運転して帰れません 。(道交法により禁止されており酒酔い運転と同じ罰則となります)別の方に運転してもらうか、タクシーを利用して帰宅することになります。自転車の方も乗らずに帰って下さい。
手術前の食事は軽めに済ませてください。
薬の作用は1時間くらいで切れてきますが、まれに数時間経過した後にふらつくことがあります。階段の上り下りや道路の歩行等には十分注意して下さい。
 
※手術後は自宅でゆっくり休むことをお勧めします。もし手術後に車の運転をしなければいけない時は事前にお知らせください。
静脈内鎮静法は当院の歯科医師、井汲周治(日本歯科麻酔学会認定医)が行います。

無痛のための先進医療システム

【より早く、より快適に、痛くなく】と言う患者様の基本的な要求に応える画期的な手術ガイドシステム(ノーベルガイドシステム、サージガイドシステム等)を行うことにより、メスを一切使わないでインプラントの埋入手術が行えます。骨の条件によっては、インプラント外科手術終了、約1時間後には固定式の噛む歯が入ってお帰りいただき、すぐにお食事して頂けます。これは、CTデータとコンピュータ技術が融合することにより、「メスで切開をせずにインプラントを正確な位置に埋め込む最先端の方法」です。 (このシステムにてインプラント治療を行う場合には、適応症であるかどうかの診断が必要となります)
これを腹部の外科手術で例えますと、切開をしない腹腔鏡手術、内視鏡手術のようなものです。切開しない方が痛みが格段に少なく、入院日数がわずかで済むことはよく知られています。

最新のコンピュータ支援
インプラント手術

現在インプラント治療において、CTよる診断が普及し始めています。
当院では日本で最初(世界で14番目)に、CTデータによる画像解析装置( ImageMasyer101/ SimPlant )を米国より(1992年)導入いたしました。
以来、インプラント診断技術のパイオニアとして、年々進化する診断装置を駆使することにより、より正確な診断やより痛みの少ないインプラント治療が可能となり、インプラントの患者様に喜んでいただいております。

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